FRANK LEDER / SCHEUCHE
今回はFRANK LEDERのご紹介です。
今季のセレクト分が全てデリバリーされました。
毎シーズンドイツにまつわる歴史や文化、またはフランク自身のルーツなどをコレクションに反映させていますが、今回のコレクションのテーマはSCHEUCHE[かかし]です。
ドイツやオーストリアの田園地帯には、日本と同じように農民によって、新しい作物の種子を守り、鳥を追い払うために畑の中に立てられていたそうです。
日本と違う興味深い事実は、かかしに着せる衣服は使い古しではなく、かなり良い状態の物だったそうです。
田舎を歩き回った放浪者が、かかしの綺麗な衣服と、彼らの汚れている衣服とを交換することが慣例となっていたのです。
放浪者は新しい服を得る。
農民は鳥が怖がる汗臭くて湿った衣服を得る。
という双方にとって良い取引だったようです。
他にも、かかしに雷が当たると、その農家は繁栄し豊作になるという言い伝えもあり、かかしはドイツの歴史に深いルーツを持っています。
かかしというテーマだけを聞いたときは正直??でしたが、テーマを理解した時はFRANK LEDERの洋服に大変良くマッチしていると思いました。
ヴィンテージのデットストックの生地を贅沢に使った洋服は、始めは硬くて着にくいですが、着ていくことで身体に馴染み、なくてはならない自分だけの一着になります。
冒頭のコレクションイメージは、まさに着込んだ時の変化のように魅力的に映りませんか。もちろんクサいのはイヤですが、、
今季のテーマを反映しているようなファブリックのカバーオールとイージーパンツ。
フランク自身のスタジオで一点一点インディゴでハンドダイされています。
フラックス(亜麻)といわれるハイグレードのリネンを炭染めしたシャツジャケット。
ポケットのディテールやビンテージのボタンがアクセントと実用性を兼ねています。
シルクのような肌触りのストライプシャツ。前立て・ポケットの地の目の使い方が特徴的。
VINTAGE FABRIC EDITIONのプルオーバーシャツ。
過去のアーカイブから選りすぐったヴィンテージファブリックを贅沢に使用しています。
後日スタイリングでもご紹介できればと思います。
オンラインストアにもアップ致しましたので、是非ご利用ください。
お近くの方は是非店頭でご覧ください。