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D.C.WHITE / West Point Officer Blazer

今季から新しくお取り扱いさせていただくブランドのご紹介です。

基本に立ち返るといいますか、久しぶりの紺ブレ。


私も2000年代、20代の頃にアイビー・トラッドブームの洗礼を受けました。
ルールだらけのアイビーに、制限の中の遊びの楽しさを知りました。洋服は自由だと思いますが、基本を知った上で遊びを入れることや、あえて基本に忠実に洋服を着る楽しさ。そんなスタイルを20代で経験したことは、今も確かに活きていると思います。

そんなアイビーの基本ともいうべき紺ブレ。
しばらく遠のいていましたが、とんでもない紺ブレを作るブランドとの出会いに再燃しました。

究極の紺ブレ。すごいパワーワードですが、そう言い切れるワケがあります。

以下ブランドからの説明になります。

ウェストポイント陸軍士官学校は、マッカーサー、アイゼンハウアーなど名立たる卒業生を有する名門士官学校。

その学校の制服として採用されたコットン素材。

そのスペックは、タテ36/2 、ヨコ24/2。1インチ間の打ち込み本数は、タテ108本、ヨコ60本の3×1綾組織の織物。

36番、24番の糸は現在、日本には存在がなく、新たに紡績するには数トンものロットが必要となるため、今後出回ることはまずありえません。

当社は20年以上も前にこの糸を使用して織られ、打ち込み本数も完全復刻された生機(染色・仕上げする前の生地)を探し当てました。

そして、ウェストポイント陸軍士官学校のスクールカラーをモチーフとしたネイビーに生機染色を依頼しました。

また、シルクの様な光沢が得られるマーセライズ加工を施し、「リアル・ウェストポイント素材」が実現しました。

D.C.WHITはこの素材を使用し、ウェストポイント陸軍士官学校の制服をイメージした商品の企画に着手しました。

制服と言えば、まずメタル釦を使用したネイビーブレザーが思い浮かびます。

私たちは釦博物館に足を運び、メタル釦の歴史・デザイン・カラーを学び、オリジナルメタル釦の作成に取り掛かりました。

ビンテージメタル釦のカラーや質感はメッキの技術がまだ発達していないがゆえに生まれたもの、それを表現できる現代のメッキ「ABR」をセレクトしました。

また、釦のデザインはD.C.WHITEのコンセプトでもある コロンブスの帆船「サンタマリア号」をデザインとしました。

帆船の船首が左向きにデザインされているのは、コロンブスがスペインから大西洋航路をとり、西廻りでアメリカを目指したことを表現しています。

三つ釦段返り、6mmステッチ、パッチ&フラップなどアメリカン・トラッドのデザインを残しながらも、シルエットにこだわった新鮮なブレザーです。

衿ぐりの後ろ中心をやや高めに設定し、衿が首に吸い付くようにパターン設計しています。

そして、衿から肩にかけてのラインが自然なカーブを描くように、ナチュラル・ショルダーにこだわった新しいブレザーです。

かなり長い説明になってしまいましたが、一般的にイメージする紺ブレはウールのホップサック生地だと思います。私もそうでした。
ですが名門士官学校の正当な制服はコットンウェポン生地だったのです。チノパンのイメージはありましたが、共地でジャケットもあったんですね。

その当時と同じ現在では事実上生産不可能なデッドストックの生機を使用し作られる紺ブレ。
そしてオリジナルのメタルボタン。釦博物館(私も行ってみたいです)を訪ね、研究を重ねて作られた当時のメッキ技術を踏襲したメタル釦など、非の打ち所のないディテール作り。

そして現代のバランスに見事に落とし込んだシルエット。見た目は決してオーバーサイズではありませんが、ナチュラルなショルダーラインと、カマを深くし比較的ゆとりのあるインナーも対応できるバランスに落とし込んでいます。

2スタイル組んでみましたが、どちらも割とスタンダードな組み合わせ。
ただ、この時代に紺ブレを着るなら、色んなスタイルに自由に取り込んで欲しいと思います。

サイズは幅広くご用意しました。
44,46,48,50,52の5サイズ。
私は身長180㎝普通体型で50を着用しています。前後のサイズでも着れますが、50で多少ゆとりのあるサイズバランスで、秋冬もインナーにニット・スウェットを着れるくらい。

お近くの方は是非一度お試しください。
若い方にはきっと新鮮な着こなしが、大人の方には懐かしいような、でもやっぱり新鮮なバランスで楽しんでいただけると思います。

[D.C.WHITE / West Point Officer Blazer ¥55.000in tax]

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そして次回予告です。不定期入荷のスペシャルバスクシャツ!