Vintage Watch Exhibition / Styling 02
先日に引き続き、店頭に並ぶヴィンテージウォッチをご紹介させていただきます。
TC-06-02 / IWC 60’s
シンプルなデザインが魅力的なIWC。こちらは初めての一本におすすめなCal.85シリーズ。
以下、高橋氏のコメントです。
スイスの多くの時計メーカーがフランス語圏の地域に会社を構えるのにIWCはドイツ語圏のシャフハウゼンに構えています。
ヴァシュロン・コンスタンタンから1944年に移籍した時計技術者アルバート・ペラトン博士が設計した独自のラチェット動力伝達両回転型「ペラトン式自動巻構造」を搭載し成功を収めました。
このCal.85シリーズは数種類に派生しており8541Bは85シリーズの最終、IWCに於ける機械式腕時計の最後のモデルと言っても過言ではありません。
Cal.8541の日付の早送りは深夜の0時から23時45分まで15分戻して再び0時まで戻すだけなのでOMEGAのCal.561より随分楽です。
ただし15分でカレンダーを1日分進めるためこの15分に相当な負荷がかかるのでしょう。
製造から40年以上経った古い時計ですので早送りはせず、時間を回し日付を合わせる方が宜しいでしょう。
【TC-06-02 / IWC 60’s ¥240,000+tax】
TC-3176 / ROLEX 50’s
女性らしい小ぶりなデザインと贅沢に使われた18Kラウンドケースがなんとも華麗な一本。
是非女性におすすめのモデル。
以下、高橋氏のコメントです。
この時代のレディースはほぼ各社に言えることですが、基本的にかなり小さい設計になっております。
これは男性物と違いこの時代の女性物は時計で時間を見る。というよりアクセサリーに近く時計としての機能は二の次でした。
ごく稀に時計らしい大きなモデルもありますが、基本的には時計としての機能は期待できません。
だからと言ってモノが悪い。と言う事はなく素晴らしく小型化された最新の機械が搭載されています。
これも女性特有ですが、素材もイエローゴールド、ホワイトゴールドを使用したマテリアルがとても豪華です。
【TC-3176 / ROLEX 50’s ¥300,000+tax】
ヴィンテージウォッチが60本ほど揃う機会はなかなかありませんので、イベント中は是非お立ち寄りください。