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FRANK LEDER / Sammlung 2023AW

今季のFRANK LEDERを本日店頭に出しました。
今回のコレクションも圧巻の生地。
中には30〜60年代のヴィンテージ生地をフランク自身が探し求め手に入れた希少な生地も惜しみなく使っています。

コレクションテーマであるSammlungは収集・考えをまとめるという意味があります。
当店もフランクをお取り扱いさせていただいて10年以上経ちますが、原点に還るといいますか、初めて出合った時の衝撃を思い出すような、全てがスペシャルなコレクション。

まずは2スタイルご紹介させていただきます。

GREEN WOOL SHIRT JACKET & CHEQURED WOOL JERSEY TROUSERS

織りに特徴のあるグリーンウール。実際着ると重さはなくしなやかな素材。C.P.Oシャツ的なインにもアウターにもなる長いシーズン活躍する羽織りです。ボタンもヴィンテージですのでしっかり主張しつつ、フランクの中でも着やすく他ブランドとの組み合わせで楽しんで下さい。

トラウザーはフランク定番のドローストリングタイプ。イージーですがシルエット綺麗。ブラウンベースのシックなチェックで、柄の大きさもちょうど良く、秋冬ワードローブのキーアイテムになってくれるはず。今年はチェックのトラウザー気分の方も多いのではないでしょうか。私もです。

[GREEN WOOL SHIRT JACKET ¥75.900tax in]
[CHEQURED WOOL JERSEY TROUSERS ¥64.900tax in]

BLUE WOOL VEST & 60’s VINTAGE WOOL TROUSERS

フランク初期のコレクションから展開を続けている被りのVネックベスト。シンプルなデザインだからこそ生地の凄みが際立ちます。サイズはLのワンサイズのセレクトですが、大きくない作りで、ほぼフリーで着ていただけるサイズ感。冬はインナーに仕込むと暖かいですし、レイヤードにバリエーションが出ます。
ポケットは生地の端部分を使用し、少しだけアクセント。

正直全ての生地がヤバいのですが、こちらは60年代スペシャルファブリック。生地が少量で10ピースのみの生産です。
本来生地値が高く、このプライスでも利益はほぼないそうです。フランクの考えでは、これらの生地を使うことでコレクションにスパイスを加え、お客様に本物の生地と文化の歴史の一部を提供したかったということ。フランクの想いと人の良さを感じるエピソードですね。
2タックのテーパードシルエット。スタイルの主役になるトラウザーです。
バックの玉縁ポケット部分にこちらも生地端を使用。赤いステッチがアクセント。

[BLUE WOOL VEST ¥53.900tax in]
[60’s VINTAGE WOOL TROUSERS ¥75.900tax in]

FRANK LEDERは皆さんご存知の方多いと思いますが、ここでもう一度しっかり見てみて下さい。

国内のブランドも素晴らしい物作りをされているブランドが増え、当店でもお取り扱いさせていただいております。
ですが、フランクはやはり別格。本物のヴィンテージ生地を自身で探し(しかもデッドストックの綺麗な生地だけ)、惜しみなくコレクションに反映する。ボタンもコツコツ集めた100年以上経つアンティークを使います。生産は全てドイツメイド。ヴィンテージの生地ですから少量しか生産できないアイテムは工場ではなく、フランクのアトリエで制作していたり、、。

そして良い意味でフランクらしさを貫いているデザイン・パターン。トップスがオーバーサイズからコンパクトに移行している現在の傾向から、改めてフランクのスッキリとしたシルエットが新鮮に映ってもらえるのではないでしょうか。
お手持ちのアイテムに組み合わせることで、新しいスタイリングが生まれると思います。

以前は高いなぁと思っていたプライス面も、国内物の価格が上がってきている今(もちろん価格に見合う生地開発など納得できる商品です)、これだけの手間と希少な生地を使い、逆にこれは手頃なのではないかと思ってしまえるプライス。

私たちも毎シーズン少しづつですが、ヴィンテージを集める感覚でコレクションして大事に着ています。
是非店頭でご覧ください。
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フランクのコレクションは他にも入荷していますので、気になる商品がございましたらお気軽にご連絡ください。