新しい年になって大分経ってしまいましたが、、、お正月にご来店いただいた皆様、誠にありがとうございました。
久しぶりにお会いした帰省のお客様や、成人を迎えられたお客様。新年からたくさんのお客様にお会いできて嬉しかったです。

店頭は今週からすっかり落ち着いてきましたので、ブログを再開したいと思います。

お問い合わせいただくことも多いformeのLoferが待望の入荷です。

私自身formeのローファーに出合うまでも、いくつかのローファーを履いてきましたが、どうしても踵が抜ける感じになってしまいストレスを感じていました。
それは私以上に色んな靴を履いてきた小島さんも感じていたようで、いつかはローファーを作りたいと思っていたそう。

紐やストラップで調整できないので、私のような素人的な考えでも制作が難しいのは分かります。特にformeの抜群のフィット感を実現するのは想像しただけでも無理そう、、、。

デザイナーの小島さんは自身で木型を制作していますが、たまに思い悩んだ時に相談されるモデラーさん（靴づくりに使うベースの木型となる木型を作る職人）がいました。名匠として多くの靴関係者の信望を集めていた方。私の想像ですが小島さんにとって師匠のような存在だったのでしょうか。

そのモデラーさんが引退するということになり、最後の仕事として制作してもらったのが、このローファーの木型です。
小島さんが制作した木型No.10をベースにしていますので、formeの美しいフォルムはそのままに。

初めての展示会でのお披露目では、説明を受ける前にそのローファーに見惚れ、実際履いてみてこれだと確信しました。
今までのローファーとは明らかに違うフィット感。特に踵のピタっと吸い付く感じは、今1年ほど履いていますが全く損なわれることがないです。

デザイン面ではベーシックなローファーの意匠はそのままに、サドルやタンを小さめにしてタイトな印象に。
一番の顔となるモカ部分は手縫いで仕上げられています。既製靴ではなかなか見られない贅沢な仕様。

そして非常に残念なことに、今回のローファーはマッケイにて制作をお願いしていますが、昨今のコロナ禍などの事情からマッケイを制作できる工場が縮小し、次回からは制作できなくなります。

気になられている方はこの機会にお試しください。
ローファーを検討しているすべての方に一度お試しいただきたいモデルです。

続けてformeの財布もブログでご紹介致します。

[forme / Loafer ￥69.300-]

※オンラインストアにもアップしていますが、初めてformeを検討されている方は一度お店でフィッティングをお勧めします。特にローファーはサイズ選びが難しいですので、試着が不可能な場合はお電話・メールでもお気軽にお問い合わせください。
オンラインストアはこちら