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THE CIRCA BRAND / SS COLLECTION

今季セレクトしたCIRCAのコレクションのご紹介です。

今までのブログでちゃんと触れていませんでしたが、デザイナーは当店でもカットソー・スウェットで絶大な信頼を寄せているolde homesteaderの福原さん。

私と同年代ですが、凄い知識と編集力。さらに製品にかける情熱にはいつも感服しています。いつか機会があればお店に来ていただくお客様にも会って直接話しを聞いてほしい。

ちなみに以前ご紹介したolde H & doughterは奥様のブランド。
今季は更に2ブランド新しくスタートしますので、そちらも楽しみにしていただければと思います。

CIRCA春夏のコレクションは、昨年もご好評頂いたリピート分と新作併せてセレクトしました。
一気に7型と、なかなかのボリュームですが、是非お付き合いください。


S105D


厳しい自然環境化において使用されてきたクルーザージャケット。
アメリカで独自の変化を遂げていったなか、様々な創意工夫の過程で、いつしかその稀有な特徴は失われてしまった。
過去とは異なる表現で、その合理的構造の新たな出口を導く。

FABRIC
経糸にレーヨン、緯糸にコットンを配したサテン生地。
糸の太さの違いにより、表裏まったく違った表情を形成している。
また、サテン織によって、レーヨン面の密度が高まり、コットン面はキャンバスのような強度を持つ。
[S105D ¥70.400in tax]

ヨークから袖にかけて生地を2重に使用しています。肩にハギのないドルマンスリーブのようなディテールが特徴的。
見た目はダックのように重厚さがありつつ、経糸にレーヨンを使用することで軽くしなやかな着心地。
アメリカのクルーザージャケットをベースに、モーターサイクルコートのようなディテールも。
時代や国を掛け合わせながら、ヴィンテージで昔からあったような存在感を持つコート。


S107I


かつてアメリカで作られていたブッシュジャケット。
リゾートウェアであり、スポーツウェアであり、ときには軍服のデザインベースとしても活用された。
表面的な仕様ではなく、この服の振り幅の広さそのものを拾い上げる。

FABRIC
経糸にリネンを用いて、リネン、シルク2種類の緯糸を交互に打ち織り上げた杉綾生地。
リネンに比重を置きながらも、それぞれの特徴を補い引き出した。
素材ごとに染料の反応が異なるため、複雑な色調が生まれる。
経年による白化作用によって、コントラストを増していく。
[S107I ¥68.200in tax]


S106E


スウェーデン軍で限られた期間採用されたプルオーバーシャツ。
その特異な襟型を用い、サックシャツの新たな可能性を導く。

FABRIC
経糸にリネンを用いて、リネン、シルク2種類の緯糸を交互に打ち織り上げた杉綾生地。
リネンに比重を置きながらも、それぞれの特徴を補い引き出した。
素材ごとに染料の反応が異なるため、複雑な色調が生まれる。
経年による白化作用によって、コントラストを増していく。
[S106E ¥38.500in tax]


S301E


一般的なトラウザーズもまた時代を投影する。
ベルトの着用が一般的になると共に腰回りには様々な意匠がもたらされたが、やがてそれらも合理化の下に風化してしまった。
時代という縛りから解放された時、真の価値が問われる。

FABRIC
経糸にリネンを用いて、リネン、シルク2種類の緯糸を交互に打ち織り上げた杉綾生地。
リネンに比重を置きながらも、それぞれの特徴を補い引き出した。
素材ごとに染料の反応が異なるため、複雑な色調が生まれる。
経年による白化作用によって、コントラストを増していく。
[S301E ¥46.200in tax]

このシリーズの生地感も素晴らしいです。シルクの光沢とリネンの質実剛健さが組み合わさり、どんな経年を見せてくれるのか。
秋冬のコーデュロイのブッシュジャケットも良かったですが、このシルクリネンも良いですね。
スタイリングでは黒パンで合わせてしまいましたが、白やベージュなど近いトーンのパンツで合わせても。共生地のセットアップは言わずもがなの相性です。


S208F


かつてアメリカにおいて、フィールドスポーツを用途として使われていたジレジャケット。
構造を俯瞰し、素材を置き換えることで、元来の目的から解き放ち、衣類としてさらなる可能性を浮かび上がらせる。

FABRIC
経糸に細番手の晒糸、緯糸に太番手の生成糸を用いて織り上げたリネンダック生地。
染色後、特殊加工によってリネン素材特有のコシの強さを軽減し、滑らかで光沢のある表面を引き出した。
[S208F ¥47.300in tax]


S207F


ベースとなるのは、かつてドイツで作られたセーラートップ。
簡素な作りの中に垣間見える、耐えてしまった工夫の数々。
ここに労働着としての普遍的価値を見出し、蘇らせる。

FABRIC
経糸に細番手の晒糸、緯糸に太番手の生成糸を用いて織り上げたリネンダック生地。
染色後、特殊加工によってリネン素材特有のコシの強さを軽減し、滑らかで光沢のある表面を引き出した。
[S207F ¥36.300in tax]

昨年も展開のあったショートジャケットが今年とても気になります。Tシャツにサッと羽織るくらい気の抜けたスタイリングが良さそうです。リネンですが、しっかりとコシがあり、秋冬にインナーに差し込むと本当にジレのような着回しに。通年使えるジャケットです。
セーラートップは本気の生地が合わさり可愛いすぎないバランスです。女性が着ても格好良いです。


S103G


単純な形状を組み合わせたサックシャツの合理的構造は、いかにもドイツ的であり、そして今となっては明確に、シャツとブルゾンの垣根を超越する存在だった。
これを中庸な存在として再び表現する。

FABRIC
経糸にシルク、緯糸にコットンを配したブロード生地。
ふたつの素材の質感の違いや色のコントラストが、経年により調和していく。
[S103G ¥33.000in tax]

一番シンプルですが、一番汎用性の高いサックシャツ。以前シルクのカーディガンをご紹介しましたが、布帛のシルクもヤミツキの着心地です。丈がスクエアで短いのがとても良いです。

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写真だけではなかなか伝わらないこともあるかと思いますので、是非お気軽にご連絡ください。