前回に引き続きOlde H & Daughterのニットのご紹介です。

今回はシルクのニット。ですが、シルクのイメージを覆す新しい試みの2型です。

野蚕（やさん）と言われる野生の蚕から採られるワイルドシルクを使用し、更にはシャギードッグにしてしまいました。
植物のアザミの実で引っ掻いていく伝統的な技法でこの起毛感を出しています。シルクでやるのはドーターが初めてではないでしょうか。
ただ、線維長の短いシルクに加工するのはとても難しかったようで、これも試行錯誤の末に完成。実は展示会で見た時よりも更に完成度が増しています。

定番のシルクニットとは重量感もかわりズッシリと贅沢な重みを感じます。
サイズ感はいつものドーターよりも小さめな印象ですが、これは着ていくことで糸がほぐれて伸びが出てきますので大丈夫。初めは固さを感じますが、これも変化していくそう。育てるシルクです。

起毛のお陰もあり着ているとじんわり暖かい。ウールのチクチクが苦手な方は特にこの着心地を試してほしいです。赤ちゃんも気持ち良いと感じるレベル。

navyとpistachioの2色展開。ブルーよりのネイビーはインナーに入れても主張します。ネイビー好きは試してほしい。ピスタチオは他には絶対ない綺麗な色。シルクシャギーの起毛感と相まって陰影感も素晴らしい。
[Olde H & Daughter / SILK SHAGGY DOG P/O ￥69.300tax in]

そしてもう1型は重量1kg超えのシルク畦カーディガン。普通のニットは大体200〜300gですのでニット3〜5枚分。こちらもスペシャルです。

シルクの畦編みは何度もサンプルを制作し辿り着いたそう。
通常この肉感を表現するには重量に耐えられず糸が伸びて安定しない。昨年ご好評いただいたあの肉厚タートルの技術を応用し完成しました。ですので適度な伸びはありますが保形性も問題ありません。

圧倒的なシルク畦の表情。スタイリングでは綺麗にまとまりましたが、色落ちしたジーンズやチノパンにプリントTくらいラフに合わせても良いですね。

夏以外3シーズン着ていただける汎用性と、何より贅沢な素材感。シルクの表情が最も出るecruの展開。近くで見ると糸が光っています。
[Olde H & Daughter / silk V cardigan ￥97.900tax in]

サイズに関してお問合せいただくことが多くなっていますがごもっともです。ドーターは10のみのワンサイズ展開。ですがメンズはほぼカバーする秀逸パターン。身幅はゆとりある設定ですが、袖・裾のリブが適度に効いており165㎝〜180㎝の方は大丈夫です。女性がゆるく着ても可愛いのでご夫婦兼用でご購入いただくこともございます。
サイズ感等、気になられる方はお気軽にご連絡ください。

前回のカシミヤと併せてお試し下さい。最高の冬をお迎えできると思います。
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