forme
今期から新しくお取扱いをスタートする靴ブランドforme(フォルメ)のご紹介です。
個人的に昨年足を痛めてから、本当に履きやすい靴とはどんなものなのか、ということを自分なりに考えていました。
1番はビスポークであることは間違いないのですが、店頭で定期的に仕入れる事ができ、まずは靴の履きやすさを実際に履いて実感してもらえる既成靴に絞りました。
世界中色んな靴のブランドがある中、やはり同じ日本人が作る靴が一番足に合うのではと、展示会やお店を巡り履かせて頂きました。
そんな中、以前から展示会のご案内を頂いていたformeに。
forme(フォルメ)は、靴のベースとなる木型やパターン、構造をデザイナー自身が設計し、日本の熟練した職人達と密にコミュニケーションをとりながら靴の制作をしています。
実際にフィッティングさせて頂き、これだという確信を持ちました。
formeの靴の特徴は、日本人の小さな踵に合わせた独特なラスト(木型)にあり、土踏まずのウエストと踵で足をしっかりとホールドする形状になっています。
そこからボールガースと呼ばれる親指と小指の付け根の足が一番幅のある部分はゆとりを持たせ、捨て寸を取ることで全くストレスのない履き心地を実現しています。
formeが作る従来のラストはトゥが丸いシルエットのモノが多い印象でしたが、この展示会で新しく発表されたラストNo,10を使用したモデルが多数。
formeの履き心地は損なわずミリ単位での修正を行い、シルエットはシャープになっており、私の理想的なシルエットに。
モデルは一番オーソドックスなオックスフォードの外羽根式をセレクトしました。
入荷してから今3日間履き続けていますが、靴擦れなどのストレスは皆無です。毎日履き続ける度に、これは仕入れて良かったと実感しています。
内側から見たボールガースからウエストまでのくびれが非常に美しいです。やはり美しいデザインと機能性は一致することを改めて実感。
また、初めてのお取扱いにも関わらず、少し仕様を変更させてもらいました。
通常formeの靴は、ソールが全てブラウン系で統一されており、それがformeだと分かるポイントになっていますが、あえてブラックにしてもらうことに。また、コレクションではアイレットにゴールドのハトメが採用されていましたが、これを裏ハトメに。
デザインをそぎ落とし、formeの美しいフォルムが最大限引き出される別注になったのではないかと思います。
メンズはかっちりとした印象と堅牢さを重視しグッドイヤー製法。
レディースはしなやかさと、よりシャープな女性さしさを重視しマッケイ製法で制作してもらいました。
今までの革靴の概念が覆るほどの印象を私は受けました。是非皆様にも体感して頂ければと思います。
[forme / Blucher Plain toe for Men’s ¥66.000+tax]
[forme / Blucher Plain toe for Women’s ¥57.000+tax]