今季より展開させていただくニューブランドのご紹介です。

コレクションは全てメイドインフランス。

デザイナーは日本人ですが、直接現地の工場に赴きコンタクトを重ね、少しづつ形にしてきました。

これ聞いたことありませんか？そうですoutilデザイナーと同じく、フランスに魅入られた漢がここにも。
この時代に日本に在住しながら単身海外で物作りすることが、どれだけ大変なことか。情熱と決意なしには絶対できないこと。

そして物作りも確かでした。同じフランスを背景にしたoutilとは対照的なモダンなコレクション。

コットンの布帛をベースに選りすぐられた素材を用い、シャツなら南フランスのシャツ専業の工場。コートなら北フランスのコート専業の工場と、生産背景まで拘り抜いています。

基本はメンズブランドですが、女性が着てもすごく素敵ですのでスタイリングでご紹介いたします。

マルシェコート

デザイナーがパリのマルシェで女性が着ていたコートの装いからインスピレーションを得て製作。
冒頭のコレクションイメージがまさにそれで、おそらくメンズであろう分量のあるコートを余裕を持って着こなしているのが伝わります。
北フランスにある半世紀にわたりコートを作り続けてきた工場で製作され、確かな技術と縫製仕様。
元々は軍用のコートを作っていたそうですが、時代の変化とともにレディースのコートや、某フランスブランドのコートも製作していたようです。

デザインは70年代フランス軍の女性用レインコートをベースに、先述のマルシェの女性をイメージした分量感のあるシルエット。
素材はコットンギャバジンに二ドム加工（生地を叩いて揉む）を施し、軽さとモチっとした肌触り。硬い印象のギャバジンのイメージとは違う柔らかさのある生地です。

デザインは極力シンプル。前合わせやポケットの太番手のステッチ。袖を折り返せるよう共生地の袖裏くらい。
このコートの要はやっぱり纏った時のシルエット。空気を孕んだような丸みのあるAライン。お店に来ていただいた際は是非一度着てみてほしいです。
[MA00 マルシェコート ￥97.900in tax]

タックカラーシャツ

南フランスのシャツ工場で見たビッグサイズのドレスシャツを基にギャザーやタック、パイピングのディテールを組み合わせてブランド独自のシルエットを完成させたMANAVE最初のシャツ。

こういうストーリーのある服はやっぱり愛着が湧きます。最初は単純に面白いデザインだなと思っていましたが、この話を聞くとなるほど！だからこのディテールはこうなっているのかと納得。そしてデザインと着心地がちゃんと両立されています。

柄に関しても昔のドレスシャツに使われていそうなイナたいチェックですが、MANAVEのデザインにのると不思議とモダンな印象に。
120双糸の打ち込み強い生地ながらなめらかさを持った肌触り。

[CH00 タックカラーシャツ ￥42.900in tax]

バンドカラーシャツ

身幅のゆとりを大きく取り袖は太すぎないブランド独自のパターンメイキング。このロングシャツのシルエットは秀逸。大きいシャツも好きですが、こちらはゆとりありながらちゃんと上品。ジャケットなどアウターに入れても袖がスムーズです。

サイドスリットを深く取り、パンツのポケットにアクセスしやすいデザインに。第一ボタンはアンティークシャツについているギボシをオリジナルで再現。
100双糸のストライプ生地を薄く生成りに染める一手間をかけています。

[CH01 バンドカラーシャツ ￥42.900in tax]

コートもシャツも2サイズ展開で、156センチ女性でサイズS、180センチ男性でサイズMを着ています。

オンラインストアにもアップしますが、ブランド自体も新しく、なかなか遠方の方は判断が難しいと思います。
できれば一度店頭でご覧いただきたいですが、気になっていただける方はぜひご連絡ください。
これからを期待できる上質なブランドです。デザイナーも応援したくなるお人柄で、いつか長崎に来ていただいてなにかイベントできれば良いなと思ってます。

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