OUTIL / veste maclas
一気に入荷が続いているOUTIL。
前回のインディゴジャカードに続いてこちらもヤバい生地。もはやレザーに見える特殊加工を施したリネンです。
このレザーのような質感と、シルエットのアウトラインが相まってフランスの巨匠が愛したあのジャケットにも見えます。
生地の仕上げでプレスを入れるのですが、一般的なプレス機は最大でも3トンの圧力らしいです。ところが、俺は30トンでプレスを入れられるぜ!という加工屋さんと出会い、やってみるとこんな凄い生地が出来上がってしまったということ。
ネットで30トンの重さの例を調べてみると、だいたい鉄道の車両1両分。もしくはジンベイザメ1匹。その重さがこの生地に乗っている、、、インフレを重ねるバトル漫画の世界みたいでちょっと笑えましたが、実物見たら皆さんきっと驚くと思います。
ただプレスがすごいだけではなく、OUTILがオリジナルで作っている生地あってこそ。フランス軍1920〜30’sのヘリンボーンを研究開発。高密度に織り上げられたリネンは肉厚でブルンとしたヴィンテージに見られる生地感。
デザインのベースは1920’s Belle Jardiniere製のもの。今はなき1824年創業フランスの百貨店。パリで最初の縫製工場を備えた世界最古のデパートだったようです。この個体を再構築しデザイン。
打ち合わせが深くAラインのシルエットが綺麗なので、前は開けてバサっと羽織るのが良さそうです。サイズ感もゆったりしたバランス。袖の前振りや、立体的な襟のパターン。ハンドで設えていた当時の服作りを反映した手間のかかるパターン。
だいぶ暖かくなってきましたが、時期を過ぎても次は秋に着れます。来年、再来年と着込んでいく度に表情も良くなっていきますので、長く付き合っていきたい。
実はこの生地を使用したパンツも後日、、、。
ぜひお試し下さい。
[OUTIL / veste maclas ¥61.600in tax]
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