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OUTIL / salt&pepper / PANTALON ARLES / MANTEAU VOLVIC

前回のブログで少しだけ触れていたアイテム。お気づきの方もいらっしゃると思いますが、ソルト&ペッパーを再現したもの。
以前のコレクションでも展開がありましたが、これが待望の復活です。

フランス・ジュラ地方に有望な若手の機屋さんがいるということを宇多さんにお聞きしてから、実際コレクションのお披露目で、オリジナルを超えた存在感におそらくバイヤーの皆さん全員度肝を抜かれたであろうこの生地。

オリジナルはコットン100%で織られているのに対し、OUTILの生地はコットン50%リネン50%。この糸を1940年代のベルギー製シャトル織機を用いて織り上げています。

コットンとリネンの表情豊かな糸が、古いシャトル織機でゆっくり織られることにより、波打ったような表面と奥行きのある複雑な生地に。ヴィンテージが通称ゴマ塩と呼ばれていますが、この表現がチープになるくらい。しかもこのブラック糸はフェードするよう中白に染めているため、経年も非常に楽しみ。

コットンリネンとはいえ、しっかりとした生地感ですので、これから秋冬が本番です。

この生地を使ったOUTILブランドスタートから展開されているワークトラウザーPANTALON ARLESと、ソルト&ペッパーといえばのマキニョンコートMANTEAU VOLVICの2型をセレクトしました。

生地も生産も生粋のフランス製です。日本人デザイナーがこの時代に情熱なしでは絶対に出来ないもの作り。

PANTALON ARLES

これまでにも様々な生地で展開してきましたが、この生地との相性は最高だと思います。
尾錠付きのワークトラウザー型。真っ直ぐにストンと落ちるストレートシルエットに股上は最近のボトムにしては浅めのバランス。タックインした時もスッキリ。小尻に見えるパターンと斜めに配した玉縁ポケット。私自身ゆるめのパンツばかりだったので、久しぶりにとても新鮮です。バスクシャツもぜひタックインで。

[PANTALON ARLES salt&pepper ¥46.200in tax]

MANTEAU VOLVIC

フランス1940年代のコートをベースにデザイン。ワークコートですが、しっかりと前に振られた袖付けや直線的ではない立体的なパターンに、工業製品ではない40年代以前の手仕事の意匠を感じられます。
一枚仕立てのコートは長いシーズン活躍しますので本当に便利。こういう使い勝手のよいアイテムこそ、妥協のないお気に入りを。これは間違いなく気に入っていただけるはずです。
そしてもちろんセットアップでの着用も良いですよね。

[MANTEAU VOLVIC salt&pepper ¥68.200in tax]

そして、またまた少し写真に登場していますが、formeの当店で別注させていただいているblucherが入荷しております。こちら次回ご紹介いたします。

お近くの方は是非一度店頭へお立ち寄り下さい。まだ暑いですが、おすすめ秋物このタイミングで見ておいてください。お待ちしております。

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